睡眠時間は片頭痛に関係する?

片頭痛と睡眠障害の関係

片頭痛と睡眠障害の関係
卵が先か鶏が先かの理論にも通じますが、片頭痛の人の多くは睡眠障害を併発しています。
睡眠障害は睡眠の質と量のいずれかの問題を患っていますが、片頭痛に関しては睡眠時間が関係してくいるようです。
なかでも最も多いのは不眠症で、不眠症を患っている人は、起床した直後に頭痛を発症したり、夜間に長時間の頭痛などを感じたりする人も少なくありません。
睡眠障害の治療で、正しい睡眠時間を取ることができるようになったら、片頭痛が改善された、または完全になくなったという例も報告されています。
なぜ早朝と夜間に片頭痛が起きやすいのか、はっきりとした原因は未だ突き止められていませんが、統計は明らかに片頭痛と睡眠時間の関係性を物語ってるのです。

不眠症だけでなく寝すぎもNG!

不眠症だけでなく寝すぎもNG!
睡眠時間が少ないと体にあらゆる悪影響が出ることは周知の事実ですが、こと片頭痛においては寝すぎも厳禁です。
睡眠時はセロトニンや多くの神経伝達物質が活発に活動します。
適切な睡眠時間を超えてしまうと、その活動が必要以上に行われてしまうため、片頭痛が悪化してしまうようです。
平日は規則正しい起床時間に起床していた人が、週末になっていつも起きていた時間よりも長く寝てしまうことで、片頭痛を発症する例は良く知られています。
さらに昼寝も片頭痛に関係してくるようです。
不眠症の人、特に未成年の若者は昼寝をすることで痛みが和らぐこともありますが、大多数の成人は昼寝が頭痛を引き起こします。
夜に、良質な睡眠がとれなくなることもその一因でしょう。
片頭痛を患っている人は、昼間の長時間の睡眠や15時以降の睡眠を制限したほうがよさそうです。
片頭痛と睡眠障害を併発してしまうと、眠れないから頭が痛くなり、頭が痛いから眠れなくなるという悪循環に陥ってしまいます。
片頭痛は自覚しても睡眠障害は自覚していない人も多く、まずは睡眠障害を自覚することから始めましょう。
解決するためにはどちらか片方だけではなく、両面から治療することが大切です。

参考URL
http://zutsu-atoz.net/gtddm6os/

参考文献
頭痛外来 北見クリニック
公開日時:2008/4/29

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