慢性硬膜下血腫における頭痛

頭痛の原因は「慢性硬膜下血腫」?

頭痛の原因は「慢性硬膜下血腫」?
頭痛に悩まされている人は単なる寝不足、疲労ではなく「慢性硬膜下血腫」である可能性も考えられます。
「慢性硬膜下血腫」は、軽く頭を打ったときや何らかの原因で、脳の周囲をおおう硬膜と脳との間に血液がたまる病気です。
硬膜と脳の間に少量の出血が起こり、これに、くも膜の下にある髄液が混ざって血液が増えていきます。
この血液を取り囲むように被膜がつくられ、被膜にできた血管から小さな出血が繰り返しておき、徐々に血液のたまり(血腫)が増えていくと考えられています。
血腫は、多くの場合、脳の片側にだけたまりますが、両側に起こることもあります。
部位としては前頭、頭頂、側頭部に発生しますが、まれに後頭蓋窩や大脳縦裂に発生することもあります。
頭を強く打った直後に激しい頭痛などに襲われる「急性硬膜下血腫」に対し、「慢性硬膜下血腫」は、原因となるけがが軽いためすぐには気づかず、3週間から数ヶ月後に症状が現れます。

 

「慢性硬膜下血腫」になる人の傾向と症状

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「慢性硬膜下血腫」の明確な病因はわかっていません。
中高年以上の男性に多いとされていますが、外傷がなくても発症する場合があります。
高齢者の場合は、加齢により脳が萎縮して頭蓋骨との間に隙間ができて血液がたまりやすいといわれています。
初期の症状としては頭痛が多く、嘔吐や血腫が大きくなるにつれて麻痺の症状が現れます。
進行すると意識障害も起こります。
頭痛の症状がある場合は、必ず検査をしてください。
「バランス ラボ」はカウンセリング、検査を丁寧に行い、腰痛、肩コリ、頭痛などのケアに取り組んでいる、神戸市東灘区の整体・カイロプラクティックの施療院です。
カイロプラクティックにより、神経、骨(関節)、筋肉の機能を整え、健康増進のお手伝いをします。
腰痛、肩コリ、頭痛でお悩みの方はぜひお立ち寄りください。

参考文献:標準脳神経外科学 第11版,P266
書き手:M

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