子どもの片頭痛にオススメの薬とは

子どもの片頭痛

子どもの片頭痛
子どもの片頭痛に悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
片頭痛は、大人がなるものだというイメージがありますが、子どもでも片頭痛の症状が現れます。
子どもが薬を服用した時の効果と副作用は、大人と異なる場合があるのです。
また、片頭痛でも子どもと大人では、薬の服用方法が少し違います。
大人と同じ薬を服用させる前に、子どもの片頭痛に効く薬の効果と副作用についての研究結果を確認する必要があるでしょう。
大人が服用する片頭痛の薬には、非ステロイド性抗炎症薬、アセトアミノフェン、トリプタン製剤、エルゴタミン製剤などに分類できます。
非ステロイド性抗炎症薬は、頭痛以外にも腰痛や生理痛にも使われる痛み止めです。
アセトアミノフェンも痛み止めですが、非ステロイド性抗炎症薬と比較すると痛みを抑える作用が弱く、副作用も少ないという特徴があります。
そのため、子どもの風邪薬として処方されることもあるでしょう。
トリプタン製剤やエルゴタミン製剤は、片頭痛のときに処方される薬です。

 

研究結果からわかる薬の効果

研究結果からわかる薬の効果
子どもの片頭痛における薬の研究結果では、アセトアミノフェンとエルゴタミン製剤は、効果不明だということが判明しました。
非ステロイド性抗炎症薬の一種であるイブプロフェンも有効的だとされていましたが、研究結果では有効と言える結果ではありませんでした。
エルゴタミン製剤の一種であるジヒドロエルゴタミンも、効果が確かめられないという結果がでています。
副作用については、トリプタン製剤を服用した子どもでは、8人に1人程度の割合で軽い副作用が起きたそうです。
12歳未満の子どもからは副作用はみられず、深刻な副作用が起こった事例もありません。
子どもに使いやすいと言われているアセトアミノフェンが、子どもの片頭痛には効果的ではないことが研究結果からわかり、実際に服用してみなければ予測しきれない結果もあったようです。
副作用についても考慮し、子どもは大人よりも慎重に服用する薬を選ばなければなりません。
大人に効果がある薬でも子どもには効果がないこともあるため、子どもの片頭痛の状態をしっかりみて適切な薬を選びましょう。

参考文献:MEDLEY
https://medley.life/news/5747e3c3458b92d8028b481d/

書き手:M

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