回転性めまいを伴う疾患とは

回転性めまいについて

回転性めまいについて
めまいや立ちくらみなどに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
めまいの中でも、悩んでいる人が多いと言われる回転性めまいですが、どのような症状があるのか知りましょう。
回転性めまいの症状は、病名通りに回転しているような感覚に陥り、時には床が傾いたり、壁が倒れたり感じることもあります。
一定方向に対して運動感を伴うめまいを、回転性のめまいとして判断されることが多いです。
めまいの感じ方によって、回転性めまいではなく、浮動性めまいの場合もあるでしょう。
めまいは、特別な誘因がなくても発症することが多く、吐き気や嘔吐が数分間から数時間持続すると言われています。

 

回転性めまいを伴う疾患を知る

回転性めまいを伴う疾患を知る
回転性めまいを伴う代表的な疾患は、耳疾患に関係するものや第8脳神経障害、前庭核および脳幹の障害、頸部に起因するものなど様々な疾患があります。
まず、耳疾患によるもので挙げられるのは、メニエール病や薬物中毒、外傷性内耳障害、耳石疾患、炎症、突発性難聴、耳硬化症が挙げられます。
その中でも、メニエール病は回転性めまいを伴う疾患として、代表的となっており30歳から60歳に発症することが多いです。
メニエール病は、内耳障害により発作性に回転性めまいを引き起こし、耳鳴りや難聴なども伴います。
他にも、前庭核および脳幹の障害による疾患である椎骨脳底動脈循環不全症は、50歳以上の動脈硬化が強い人に起こることが多く、頸椎の変形症が高度な場合に、頭の回転によりめまいや立ちくらみを引き起こしやすいと言われています。
椎骨脳底動脈循環不全症だけではなく、ブルンス症候群も回転性めまいを伴う疾患の一つです。
ブルンス症候群は、脳腫瘍とも言い、頭位や体位を変えることによって回転性めまいや激しい頭痛、嘔吐が発作的に起こります。
ブルンス症候群は第四脳室付近の腫瘍によって発症すると言われており、原因は不明ですが、髄液の流れが遮断されたからではないかと言われています。
その発作時には、視力障害や呼吸停止を伴う失神する危険性もあるため、めまいだからと言って放っておくことは危険です。

参考文献
ベットサイドの神経の診かた

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