もし、気になる所にいつも湿布をしたり、揉んだりしていて
改善がなかったら、それは別の所が悪さをしているかもしれません。
例えば、よくある腰痛で考えてみましょう。
私たちが生活する中で腰だけを使う事は、まずありませんね
どんな、動作も身体全体が影響しまいます。
特に腰は下にある、骨盤、股関節、膝、足首の上に乗っているので、ここの機能(動き・働き)の影響は大きく受けます。
当院にも、来られるまでに腰に湿布を貼ったり、揉んだり、電気を当てきた方が来られます。
その様な場合、腰ではなく他の所のバランスを取る事で喜んで頂ける事が多くあります。
例として腰痛と取り上げましたが、他の所でも同じ様な事が多くあります。
歩くだけでも全身を使いますので、当院では痛い所だけでなく身体全体を観るようにしています。
骨盤に興味を持たれている方が多くいらっしゃいます。
右の図を見ると骨盤が歪んでいる様に見えます。
でも、股関節の位置がズレている様にも見えませんか?
立って生活している私達の身体は常に骨盤の下にも重力の影響を受けていますので、
骨盤の土台である、股関節、膝関節、足関節のバランスが大切になってきます。
そして、骨盤自身のゆがみより土台のアンバランスが影響している方が多く見受けられます。
産後の骨盤はユルユルの状態にあります(自然分娩、帝王切開に限らず)。
ユルユルになるのは、産道を広げるために体内から出るリラキシンと云うホルモンの影響です。
ユルユルの状態と云うのは、骨盤を安定させる靭帯がゆるくなっている状態で、ホルモンの分泌がなくなったらすぐ元の靭帯の状態に戻るという事はなく時間がかかります。
靭帯の変わりにトコちゃんベルトの様な骨盤を安定させるサポートは役に立ちます
(スポーツをバリバリされてた方で骨盤を安定させる筋肉が発達してる方は無くてもいけるかも・・・)。また、授乳する事によって子宮復古が促進されるので、母乳が出づらくても授乳をする事も骨盤の安定に◎です。
出産で身体に負担がかかるのは骨盤だけではありませんので、産後から気になる事がありましたら併せてご相談ください。
アスリートの方で、悩まれるのがスポーツ障害です。
どんなに良いパフォーマンスが出来ても、怪我一つでパフォーマンスが下がってしまいます。
怪我を少なくする為には、身体をしっかりと使える事も大切です。
例えば、軸がぶれていると(自覚はないですが)偏りができ、負担が片方にかかり結果として怪我に繋がることがあります。
当院では、筋骨格系に加えスポーツに欠かせない固有感覚、平衡感覚、周辺視野の神経系も包括的にケアする事で怪我の少ない身体作りのお手伝いをしています。
パフォーマンスを上げる為に普段から能力と技量・技術をあげる努力をされているかと思います。 能力とは筋力やバランス感覚などを含む身体能力です 技量とはそれぞれの競技をに沿った技術のレベルで技術は経験から磨き上げられるものです。能力の土台の上に技量・技術がありますので能力を上げる事はパフォーマンス向上につながります。能力を上げる為に最も大切な事はしっかりと立てる事です。言い換えるとバランスや軸と言えるかと思います。どんな状況下でブレる事なく立つ為のエクササイズを当院では提供しています。
骨折や靭帯損傷、肉離れなどの後のケアの次第で再発率が変わります。怪我の後はバランス感覚、固有感覚のリハビリは必須であり一般的に取り組まれます。そこに視覚フィードバックを用いて神経機能、固有感覚を行う事で改善度に違いがみられる事があります。