閉経と頭痛の関係

閉経時に伴う頭痛

閉経時に伴う頭痛
女性は、年をとると月経がなくなります。
月経がなくなることを閉経と言い、閉経のタイミングは人それぞれ異なりますが、平均年齢は50歳です。
閉経前後は、更年期障害の症状がみられます。
更年期障害に悩まされている人も多いのではないでしょうか。
更年期障害に加えて、頭痛にも悩まされている女性が多いです。
頭痛にも様々な種類がありますが、閉経に伴う頭痛は片頭痛と言われています。
閉経に関わらず、片頭痛を訴える女性も少なくありません。
片頭痛のような頭痛の症状が発生する頻度は、閉経によって変化するのか気になる人もいるでしょう。
頭痛の頻度が閉経によって、変化するかどうかを研究したものがあります。
全ての女性に当てはまるというわけではありませんが、研究結果を知っておくことは大切です。

 

研究結果からわかる閉経と頭痛の関係

安静にしていても効果がない?
35歳から65歳の女性3664人を対象とした研究があります。
2006年アメリカで実施された頭痛の調査で、頭痛と月経についてのデータを分析しました。
月経を経験したことがない女性や妊娠している女性、母乳で子育てをしている女性、ホルモン治療をしている女性は、この研究では対象外としています。
頭痛の起こる頻度は、1ヶ月に10日以上頭痛が起こるかどうかです。
研究結果によると、閉経前後の女性は頭痛を繰り返すことがわかりました。
この研究では、閉経期前後の女性がなぜ頭痛が起きやすいのかなどの原因については、報告されていません。
閉経によって女性ホルモンのバランスが崩れると、頭痛が発生しやすくなるとされていますが、それ以外にも脳や体の病気の症状としても頭痛は起こるものです。
頭痛の頻度が増えたときは閉経期前後に関わらず、検査や受診をして適切な方法で改善していくことが大切になります。
また、更年期障害は多くの女性が経験します。
ホルモン療法などがありますが、副作用がまったくないということではありません。
閉経に伴う更年期障害の症状が気になる人は、様々な研究結果をもとにしながら、医者や専門家への相談をしてみてください。

参考文献:MEDLEY
https://medley.life/news/577b058914cc4e1c008b82f8/
https://medley.life/news/56c1b5652dde4a13008b84f0/
書き手:M

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