立ちくらみの原因とは?

急にフ~っとなる立ちくらみ「血管迷走神経反射」の原因とは

急にフ~っとなる立ちくらみ「血管迷走神経反射」の原因とは
子供の頃から朝礼の時に、長い校長先生の話の最中に倒れている子どもがいたかと思います。
大人になってからも、急にフラっとなって倒れる立ちくらみ。
この立ちくらみの正式名称は「血管迷走神経反射」といい、原因はいくつか考えられます。
一番多いのは、長い時間立った状態にいることで血液が下降して、体の一番上にある頭の方に血や酸素がうまく巡らなくなることで起こるようです。
又、緊張した状況に長時間いることでのストレス、暑さやその中での運動、激痛に見舞われた時、空腹、排泄中や排泄後、採血後などにも立ちくらみは起こります。
このタイプの立ちくらみである「血管迷走神経反射」の原因は、自律神経の乱れです。
自律神経は、血圧や心拍数を上げる交感神経と、休息を促す副交感神経がバランスをとり合っていますが、上記のような要因によって自律神経が乱れると、めまいを起こし、ひどくなると失神してしまうこともあります。
立ちくらみを起こした時には、すぐに安静な大勢を保つことで、落ち着くでしょう。

立ち上がった瞬間にフラッとする立ちくらみ「起立性低血圧」の原因とは

立ち上がった瞬間にフラッとする立ちくらみ「起立性低血圧」の原因とは

立っている状態で、急にフ~っ気を失ってしまうような立ちくらみ「血管迷走神経反射」に対して、立ち上がった瞬間にフラッとする立ちくらみもあります。
そういったタイプの立ちくらみのことを「起立性低血圧」といいます。
「血管迷走神経反射」は虚弱体質な子どもから、ストレスの多い大人まで幅広い年齢層の人がなりやすいですが、「起立性低血圧」は高齢者や高血圧の人がなり易いようです。
「起立性低血圧」は座っていて立ち上がった瞬間や、寝ていて起き上がった時にも起こり、血圧が大きく関係しています。
人間が立ち上がると、約0.5~0.8Lの血液が下半身に移動し、心臓から排出される血液量が減少しますが、血圧をコントロールする機能が自動的に働き血圧を保っています。
しかし、加齢に伴い血圧をコントロールする機能が低下することで「起立性低血圧」による立ちくらみを起こしてしまうのです。

参考URL
https://www.ishamachi.com/?p=4016

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