片頭痛対策の薬の効果と副作用

日常生活に支障をきたす片頭痛

日常生活に支障をきたす片頭痛
片頭痛の痛さは人それぞれですが、中にはあまりの痛さに動くこともままならず、吐き気、嘔吐を伴う人が少なくありません。
特に、30代女性の約20%に片頭痛の症状があるそうです。
日常生活に支障をきたす片頭痛に、悩まされている人もいるのではないでしょうか。
片頭痛対策として薬を服用している人もいるでしょう。
薬を服用するにあたって、実際の効果と副作用について知っておくことが大切です。
片頭痛が起きたときに効果があるとされている薬は、アセトアミノフェン、非ステロイド性抗炎症薬、エルゴタミン製剤、トリプタン製剤、制吐薬などがあり、これらの薬は片頭痛発作や随伴症状を取り除くことを目的にしています。
それぞれの効果と副作用について知っておきましょう。

 

それぞれの薬の効果と副作用

それぞれの薬の効果と副作用
アセトアミノフェンは、安全性が高いとされている薬で、軽度から中度の片頭痛発作に効果が期待できます。
痛み止めとは異なる作用により、痛みや熱などを和らげますが、抗炎症作用は劣ります。
胃腸障害や呼吸器系の副作用が少ないため、小児から高齢者まで服用することができるでしょう。
非ステロイド性抗炎症薬は、軽度から中度の片頭痛発作に効果があるとされており、痛みや炎症を抑えます。
しかし、副作用として胃腸障害や腎機能障害が挙げられるため、服用量や回数には注意が必要です。
また、妊婦が服用すると胎児に悪影響になることや、気管支喘息をもつ患者が服用すると喘息発作が誘発される可能性があります。
トリプタン製剤は中度から重度、軽度から中度で非ステロイド性抗炎症薬の効果がなかった場合に服用することが多いです。
嘔吐など重症発作にも効果が期待でき、片頭痛発作の治療に特化しています。
しかし、片頭痛発作が起きてしばらくした後に服用すると、効果が十分に発揮されないため、服用するタイミングに注意してください。
エルゴタミン製剤は脳の血管を収縮させて痛みを抑える薬です。
前兆があったとき、発作後すぐに服用します。
副作用としては、吐き気や腹痛、めまい、不眠が挙げられます。
制吐剤は、吐き気などを抑える薬です。
このように、それぞれ副作用や効果が異なります。

参考文献:MEDLEY
https://medley.life/news/56b01c2d0c54fa7c008b456c/

書き手:M

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