年齢とともに変わる片頭痛

片頭痛になりやすい年齢

片頭痛になりやすい年齢
片頭痛は20~40代の女性に特に多く発症することが分かっています。
これは、女性ホルモンと月経が関連しているためです。
排卵日付近で女性ホルモンの一つであるエストロゲンが増減すると片頭痛が起きる傾向にあり、多くの女性が悩まされています。
言い換えれば、男性やそれ以外の年代の女性には片頭痛を抱える人が少ないと言うことができます。
具体的にいえば、20代前までの片頭痛の発症率は男女とも変わらず、更年期以降~高齢になると発症率も性別による違いはなくなります。
とはいえあくまでも割合としての話ですから、絶対的な数はそれでも多いことでしょう。
片頭痛になりやすい年齢・性別こそあるものの、片頭痛の発症は年齢・性別を問いません。
子供であろうと高齢者であろうと発症する可能性はあるのです。
しかし、年齢によってホルモンの分泌が変わる女性には、痛み方という面で少し変化が見られます。

女性特有の年齢と共に変化する痛みとは

女性特有の年齢と共に変化する痛みとは
片頭痛のピークは30代~40代とされています。
20代、30代には単発的かつ突発的に激しい痛みが出ますが、40代に近づくにつれて、鈍い痛みが長時間続く片頭痛への変わっていくのです。
そして、閉経を迎えた50代になると激しく痛むことはあまりなくなります。
その代わりに発症する回数が増えたり、いつまでも痛みが消えなかったり、吐き気が起こりやすくなる症状が出る人もいます。
そして60代には片頭痛自体起こりにくくなり、70歳を過ぎれば多くの人は痛みを感じなくなることでしょう。
なぜ高齢になると片頭痛が起こらなくなるのかという明確な理由は解明されていないようですが、動脈が硬くなることで血管が拡張しにくくなるという説が有力視されています。
この理由が正しいとすれば、女性だけでなく男性も老年期に入ると片頭痛が解消される確率が上がると言えるでしょう。
老年期の片頭痛は片頭痛ではなくその他の病気が潜んでいる可能性が高いと考えられるため、若い頃に片頭痛持ちだったからといって放置するのは危険です。
そのような場合は速やかに病院に行きましょう。

参考URL
https://karadanote.jp/17866

参考文献
カラダノート
公開日時:2017/4/2

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