頭痛の診断基準とは

頭痛の診断基準

頭痛の診断基準
頭痛に悩まされている人は、診断基準を知っておきましょう。
頭痛には緊張型頭痛や群発頭痛、片頭痛などの種類があり、それぞれ診断基準が異なります。
頭痛の中でも最も多いのは緊張型頭痛です。
それ以外には、不眠、精神的ストレスが原因で緊張型頭痛を引き起こすことがあります。
頭が重い、締め付けられて圧迫されているように感じ、両側や後頭部が持続できに痛むことが多く、悪心や嘔吐などの前兆があるでしょう。
診断基準は、平均1日未満少なくとも10回の頭痛があった場合です。
また、頭痛は30分から7日間持続することが多いでしょう。
緊張型頭痛の次に多いのは片頭痛です。
片頭痛は前兆がある人とない人がいますが、前兆がある場合、悪心や嘔吐、聴力過敏を伴うことがあるでしょう。
前兆のない片頭痛の診断基準は、頭痛が4〜72時間続く、片側だけが痛む、悪心、嘔吐、光や音に敏感である場合です。
5回程度、頭痛が発症すると言われています。
そして前兆のある片頭痛の診断基準は、2回程度痛み、視覚症状や知覚症状、言語障害がある場合です。
5分〜60分間頭痛が続きます。

 

男性に多い群発頭痛の診断基準

男性に多い群発頭痛の診断基準
緊張型頭痛や片頭痛は女性に多い頭痛ですが、群発頭痛は男性に多いです。
側頭部から後頭部にかけて突き刺すような激しい痛みがあります。
群発頭痛の診断基準は、側頭部や目周辺のくぼみが15分〜180分続いたり、頭痛と結膜充血や流涙、鼻汁、目瞼のむくみ、前頭部や顔面の発汗、不穏や興奮状態などの発作が2日に1回、1日に8回あったりする場合です。
夜に寝ているときや朝方に生じることが多く、数週間〜数ヶ月続きます。
アルコールを摂取すると、頭痛発作が誘発される可能性が高くなるため、できるだけ禁酒しましょう。
頭痛の種類によって症状が異なるため、診断基準を参考にどの種類の頭痛か判断してみてはいかがでしょうか。
自分で判断したあとは、医師などに問診してもらい診断してもらいましょう。
頭痛の専門知識がある医師などの相談し、正しい診断をしてもらうことで、適切な施療を受けることができます。
頭痛に悩まされている人は放置せずに、問診を受けてください。

参考文献:標準脳神経外科学 第11版

書き手:M

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