頭痛が起きる頭蓋内圧

頭蓋内圧とは

頭蓋内圧とは
頭蓋内圧という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
頭蓋内圧とは、頭蓋骨内部の圧力のことを言います。
通常、頭蓋内圧は規則的な変動があり、脈拍に一致した細やかな動きと呼吸に一致した大きな動きで一定に保たれており、頭蓋内に腫瘍や血腫ができ、その腫瘍や血腫の容積が増大しても、わずかな増大であれば髄液の産生低下と吸収亢進、髄液腔の縮小などによる緩衝作用が働くため、頭蓋内圧が上昇することはほとんどありません。
脈拍だけでなく、呼吸に一致して大きく動くのは、頭蓋内静脈、静脈洞、頚静脈に弁がないため、胸腔内圧の変化が頭蓋内静脈圧に反映されるためです。
咳をしたり、いきんだり、腹圧をかけると頭蓋内圧は著しく上昇します。
また、両側の頚部頚静脈を圧迫すると頭蓋内圧が上昇するとも言われています。
緩衝作用が働くため、頭蓋内圧が上昇することがないと言われていますが、異常に頭蓋内容積が増し、予備的容積が減少した状態にあるときは、わずかな容積の増大によって頭蓋内圧は著しく上昇することも考えられるでしょう。
例えば、頭を強く打ったなど、脳が物理的に傷ついたときです。
脳が腫れて容積が大きくなり、頭蓋内圧が上がることがあります。
頭蓋内圧が高い状態は、脳や神経がさらに圧迫され、致命的な状態に陥る可能性があるため、頭を強く打った際は、放置してはなりません。

 

頭蓋内圧が上昇すると頭痛が起きる

頭蓋内圧が上昇すると頭痛が起きる
頭蓋内圧によって頭痛が起きることがあります。
頭痛に悩まされている人の中には、頭蓋内圧に原因がある可能性があるため、ただの頭痛だと軽視してはなりません。
頭蓋内圧亢進によって症状が出るのは、脳のシフトや脳ヘルニアによるものです。
しかし、頭蓋内圧亢進状態であっても、神経症状に呈さないことがあるため気がつかない人もいるでしょう。
頭蓋内圧亢進状態に気がつかずに放置すると、脳ヘルニアをきたして死に至る可能性があるため、注意しなければなりません。
頭蓋内圧亢進の場合、3つの症状が出ると言われています。
それは、頭痛、悪心や嘔吐、うっ血乳頭です。
頭痛など、これらの症状がある場合は早期に正しい診断をしなければなりません。
バランスラボはカウンセリング、検査を丁寧に行い、腰痛、肩コリ、頭痛などのケアに取り組んでいる、神戸市東灘区の整体・カイロプラクティックの施療院です。 カイロプラクティックにより、神経、骨(関節)、筋肉の機能を整え、健康増進のお手伝いをします。 腰痛、肩コリ、頭痛でお悩みの方はぜひお立ち寄りください。

参考文献
標準脳神経外科学 第11版,P136
参考URLhttps://medley.life/news/5631b506e31c6166043ae6a5/

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