脳腫瘍における頭痛とは

頭痛が起きたときは脳腫瘍が原因の恐れがある

頭痛が起きたときは脳腫瘍が原因の恐れがある
脳腫瘍が原因で起きる症状は、大きく分けて2つあります。
まず1つは、腫瘍が大きくなったり、脳浮腫、静脈還流障害、髄液の循環障害が原因となって頭蓋内圧が亢進する症状と、2つ目は腫瘍によって脳組織が圧迫したり、障害によって起きる局所症状です。
脳腫瘍の症状として挙げられる特徴としては、頭痛や悪心、うっ血乳頭の3つがあり、これらは頭蓋内圧亢進を示す症状ですが、すべての症状が起きるとは限りません。
また、頭痛などが徐々に症状がひどくなっていくのが特徴的です。
頭痛は、朝方に強くなるのが一般的で、朝の頭痛とも言われています。
急激な頭蓋内圧亢進が生じると、頭痛や悪心などは顕著になり、進行すると脳ヘルニアを引き起こすため、頭痛などの症状があった場合は、放置してはなりません。
そして放置すると最悪の場合、死に至るケースもあるのです。
子供の場合、嘔吐などの症状がみられるため胃腸障害だと間違われるケースがあり、脳腫瘍の診断が遅れてしまうこともあります。
さらに、高齢者の脳腫瘍の場合は、脳萎縮のため頭蓋内圧亢進症状が出にくく、脳血管障害や脊椎疾患、認知症疾患などと紛らわしいため注意が必要しなければなりません。

 

脳腫瘍の発見

脳腫瘍の発見
脳腫瘍の検査は、CTで発見することができます。
CTは腫瘍組織が造影剤で増強され、小さな病変も発見しやすいのです。
CTやMRIで脳腫瘍が判明したとき、手術治療が前提に血管撮影を行うことがあります。
最近では、脳血管撮影を行うことが少なくなってきましたが、腫瘍が血管に潜んでいる場合や、動脈、静脈の影響や走行の確認を同定したい場合に行われるでしょう。
血管撮影から得た情報によって手術方法や術中の戦略を立てることができるため、安全に手術するためにも、脳血管撮影は必要なケースがあります。
頭蓋内圧亢進がある場合でも、脳腫瘍が原因ではない良性頭蓋内圧亢進症や、脳肉芽腫、脳炎、脳膿瘍、髄膜炎など様々なケースが考えられるため、検査をして正しく診断してもらいましょう。
頭痛に悩まされている人が多いですが、ただの頭痛ではなく脳腫瘍が原因である場合があるということを知っておかなければなりません。
バランスラボはカウンセリング、検査を丁寧に行い、腰痛、肩コリ、頭痛などのケアに取り組んでいる、神戸市東灘区の整体・カイロプラクティックの施療院です。 カイロプラクティックにより、神経、骨(関節)、筋肉の機能を整え、健康増進のお手伝いをします。 腰痛、肩コリ、頭痛でお悩みの方はぜひお立ち寄りください。

参考文献
標準脳神経外科学 第11版,P161

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