ルンバールによる頭痛とは

検査で頭痛が起こることがある

検査で頭痛が起こることがある
頭痛が起こる原因は様々です。
頭痛に悩まされている人の中には、何が原因で頭痛が起きているのかわからない人もいるのではないでしょうか。
脳の検査をしたという人も少なくありません。
検査の種類によっては、検査後に頭痛を引き起こすものがあります。
脳を調べる腰椎穿刺という検査を聞いたことがある人もいるでしょう。
腰椎穿刺はルンバールとも言われており、かなりの割合で検査後に頭痛を引き起こすため、頭痛を予防するために検査後は、水分を取って横になってくださいと言われることが多いようです。
しかし、水分を取って安静にしていても、効果がないことがわかってきています。
これからルンバール検査をするという人は、適切な方法を知っておきましょう。

 

安静にしていても効果がない?

安静にしていても効果がない?
ルンバール検査は、脳の周りを満たしている脳脊髄液を取り出す検査です。
脳脊髄液を調べると、脳に細菌やウイルが感染していないか、炎症が起こっていないかなどがわかります。
ルンバール検査後に頭痛が起きやすい原因は、脳脊髄液が少し減ることで脳にかかる圧力が変わるためです。
腰椎穿刺の関係が疑われる場合は、硬膜穿刺頭痛と診断されるでしょう。
ルンバール検査後に水分をしっかり摂り、安静にしていても効果がないとされている理由は、研究結果から判明しました。
研究は、腰椎穿刺の直後から動く場合と安静にした場合を比較したものです。
ルンバール検査後に動く場合と比較して、安静にしている方が硬膜穿刺後頭痛の発生が多くなっていることがわかりました。
また、水分補給に関わらず、頭痛の頻度が同じだということも判明されています。
そのため、ルンバール検査は水分補給をして安静にしているよりも、動いた方が頭痛を防げる危険性があります。
これからルンバール検査をするという人は、横になって安静するよりも、動いてみてはいかがでしょうか。
また、水分補給をしてはならないということではないため、適切な量の水分を摂取しましょう。

参考文献:MEDLEY
https://medley.life/news/57edb98ace71d920008b457e/

書き手:M

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